親近感ある警察署長 徳田文則署長

「真心を持って、他人に尽くす」をモットーに

人懐こい笑顔は「警察署長」という堅い肩書からはほど遠い親近感を抱かせる。

「市民の方に気軽に声をかけて、コミュニケーションをとっていきたい」

昭和35年12月、鹿児島県出水市生まれ。阿久根高卒業時、就職は民営化されたばかりのJRにしようか、警察官になろうかと迷い、両方の採用試験を受けたところ、いずれも合格。兄弟に警察官がいたこともあり、採用通知が早く来た方の「警察官」になることを決意した。

徳田文則 警察署長

振り出しは松戸署。交番勤務の後、「強く志願して」刑事課に配属される。その後、県警本部、国際捜査課、鑑識課などを経て、前任の捜査一課長と、一貫して刑事畑を歩んできた。
捜査一課では、着任早々、マブチモーター社長宅殺人放火事件が起こった。その後、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件もあり、県警挙げての捜査に尽力した。

これまでで一番印象に残っている事は、ある殺人事件が解決した時、遺族の方から、悲しみに暮れながらも「警察の方々に“真心”を感じた」とお礼を言われたことだ。本分を果たしただけなのに、感謝され、一層、この職務にやり甲斐を感じていく。以来、警察官として「真心を持って、他人に尽くす」をモットーにしている。
犯人を検挙しながら思ったのは、よくよく話してみると、「法は破ったが、人間として、本当に悪い人は少ない」ということだ。人に接する時、表面だけでなく、もっと深い人間性に思いを致すようになっていく。

ここは初めての署長職。「私は署員187人の父親のようなもの。ここの署員は皆、前向きで、一生懸命やってくれています。それは、市民の方々の影響を受けている賜物だと思っています」と語る。さらに「市民の方に気軽に声をかけて、コミュニケーションをとっていきたい」とも。

浦安の印象は「街がきれいです。海が好きなので、海が近いこともうれしい」。
管内6カ所に交番があり、交番で対処できない時は、署全体で対応できる態勢を整えている。
「何かあれば、迷わず、すぐに相談に来てほしい。市民の皆さんの安全・安心を守るために全力で取り組んでいます」と、柔和な笑顔を引き締めて、力を込める。

単身赴任となり、毎朝5時に起きて、散歩するのが日課だ。帰ると、得意のみそ汁を作って朝食を取る。九十九里の留守宅には奥さんと社会人の長男、次男。

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