秋の全国交通安全運動が9月21日から30日まで10日間、全国各地で行われたが、浦安市内では9月18日午後2時から、浦安署員らが各小学校前で小学1、2年生に交通安全を呼びかけた。
高洲小では、内田悦嗣市長や石井靖昭署長が下校する児童のランドセルにチーバ君の反射材付きストラップを取り付け、「車に気を付けて帰ってね!」などと声をかけた。
例年、交通安全運動は新浦安駅前広場で出発式を行っていたが、コロナ禍を配慮して、今回は浦安署員と市職員、浦安交通安全協会会員が手分けして各小学校前に立つことにした。
市内には17の小学校があり、1、2年生の児童数は2701人。全員分のチーバ君の反射材付きストラップを用意し、配布した。
また、各校前の横断歩道ではイエローフラッグを持った署員らが児童に声をかけながら安全を見守った。
内田市長は「子どもたちの登下校時の安全を守るのは、地域全体で取り組むべきこと。大人が進んで声をかけることで、子どもたちも見守られていると感じて、安心して過ごせます」。
石井署長は「秋は日が短くなり、交通事故が増えます。夕暮れ時には特に注意してほしい。市内では自転車事故も多いので、歩行者も自転車も反射材を付けることを呼びかけていき、1件でも事故を減らしたい」と話していた。
市内の今年1月~8月の人身事故件数は158件(前年比マイナス73件)。うち自転車事故は55件(同マイナス15件)。外出自粛の影響か、件数は減っているものの、県全体では人身事故の約24%が自転車がらみであるのに対し、市内では自転車事故が約35%を占めている。小学生の負傷者は9人。うち歩行中3人、自転車乗車中5人、乗用車乗車中1人だった。