任期満了に伴う浦安市長選が3月9日、告示された。無所属現職の内田悦嗣氏以外に届け出がなく、無投票で内田氏の3選が決まった。市制施行後、無投票の当選となるのは初めて。

午後6時ごろ、内田氏の選挙事務所で勝利宣言の会が開かれた。国会議員、県議、市議、支援者が続々と駆け付けた。
内田氏は支援者らとともに万歳三唱。笑顔で花束を受け取った。
内田氏は「明日からまた、浦安のために働けることが一番の喜びだ。浦安をさらに前進させるために力を尽くす」と笑顔で述べた。
その後、記者団に対して、政策課題として木造住宅密集地の解消、災害対応の充実、高齢者対策などを挙げた。
内田陣営はこの日午前、清瀧神社で出陣式を行った。国会議員や県議、市議、多くの支援者らが境内に集まった。
内田氏は「浦安は発展期から成熟期に入っている。子育て支援、高齢者支援、インフラ整備などを進めていく」と表明し、選挙カーに乗り込んだ。
◇初登庁

内田市長は3月26日、初登庁した。玄関で職員らが拍手で出迎え、花束が贈られた。 内田市長は記者会見で「身の引き締まる思いだ」として、市民の声をていねいに聞き、老朽化した公共施設の改修を進めていく方針を示した。
日の出地区の温泉施設の跡地についてはUR都市機構と交渉して防災機能を持ったスポーツ施設を整備する方向で検討することを明らかにした。