浦安市立中央図書館が生まれ変わる。開館から36年。雨もり、手狭ま、和式トイレなど時代遅れの環境を一新する。居心地よく、出会いや可能性のある図書館をめざし、市民のニーズに応えたい―としている。
図書館は12月28日から32年3月末まで休館。その間は7つの分館などがカバーする。
図書館は、老朽化が目立つ。図書館の生命線といえる館内の電気配線が床上にむき出しになっている。トイレも館内には洋式が1個室しかなく、あとは和式のため洋式に入れ替える。館内には授乳室がないため、赤ちゃんホットステーションを作って、お母さんにも利用しやすくする。
利用者の活動の場を広げるため、多目的スペースを新設。読書会、ミニ講座、市民活動などができる場所を提供。豊富な資料を生かして調査、研究の助言をするスタッフもそろっている。成果を発表できる場にもなる。
インターネット環境も整備、Wi-Fiが使えるようになり、利用者には便利になる。周辺も大きく変わる。いままで駐車スペースがなかったが、車70台が止められる駐車場、自転車120台が収容できる駐輪場ができる予定。
平成29年度には、中央、分館を含めての蔵書数は約111万3千冊で、市民1人当たり6・65冊、県平均の3・15冊を大きく上回った。利用者は延べ約66万人。このうち、中央図書館の利用者は21万6222人で、各分館を大幅に上回る。最近の蔵書貸出数は減少の傾向にある。
閉館期間が1年余と長期だが、改修によって、より親しまれる、使いやすい図書館になる―と期待されている。