Uスタイルギャラリー第1話となる「浦田純代と共に学んだなかまたち展」が5月13~18日、浦安市民プラザWave101市民ギャラリーで開かれた。あたたかな手織り作品が展示され、多くの市民が訪れた。

浦田さんは浦安で育った。幼いころから、もの作りが好きで、手芸を楽しんでいた。女子美術大学短期大学部に進学。テキスタイルデザインなどを学び、機織りと出会う。娘たちの七五三の晴れ着を自ら制作した。

浦安市当代島に織工房を開く。綿や麻などの植物繊維から羊毛などの動物繊維などを紡ぎ、染める。手織りの作品を制作するとともに学校や公民館などで公開講座を開き、手織りの世界を広げている。
共に学んだ仲間たちはマフラーなどを手づくりし、夫や子どもにプレゼントするという。
浦田さんは「みんなのパワーが集まりました。羊毛や麻などの天然素材が糸になって布になる。肌ざわり、風合いがすてきです。会心の作でも百点はない。次はこうしてみようとチャレンジしています」と笑顔で語った。
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公益財団法人うらやす財団は多彩な文化支援事業を実施している。Uスタイルギャラリーは作品を展示するだけでなく、浦安に縁のある作家の人柄や作品への思いなど“アートの物語”を紹介する機会として企画された。