浦安三社の残る豊受、稲荷神社の狛犬は―。
豊受神社は保元2(1157)年の創立で市内最古の歴史を持つ。祭神は「豊受姫大神」。樹齢約400年といわれる市天然記念物の大イチョウでも知られる。
狛犬は阿吽一対で、鳥居をくぐって大イチョウの前にどっしり構えている。くわしい来歴は不明だが、しっかりした彫り方から歴史を感じさせる。
一方、稲荷神社は元禄2(1689)年創建。現在の東京・小岩の善養寺から移し祀ったといわれる。それ以前は当代島の元村長・高梨氏の屋敷神・稲荷さまを氏神に。明治5年、当代島の鎮守とされた。祭神は「豊受大神」など(1面参照)。
狛犬は昭和58年の社殿改修に合わせ、有志が阿吽一対で笠間市の業者に依頼し建立した。