浦安市は東京芸術大学と連携し、「浦安アートプロジェクト」を進めていく。そのキックオフイベントが9月3日、市民プラザで開催された。
内田市長 日比野学長が出席
イベントには内田悦嗣市長や日比野克彦学長らが出席。多くの市民が駆け付けた。
内田市長は「アートプロジェクトを通して、市民が浦安について考え、行動するきっかけになることを期待する。浦安を舞台にして行う様々なアートの活動を見て、感じて、体験して、楽しんでください」と語った。
日比野学長は「幸せだな、いいなって感じたときを思い出してみたり、明日からの自分にこんなことがあったらいいなって想像したり。心がゆらゆら、ふわふわ、わくわくするようなことが、これから始まるような気がする」と話した。
日比野学長は壇上で作品を描き、芸術の魅力を語りかけた。
また、市民に白い紙を配布。目を閉じて、「紙の向こう側に行ってみたい」という気持ちで穴を開けてもらった。その後、回収した紙を壇上で披露した。
「みんな(穴の開け方が)違うのがおもしろい。ひとつの表現だ」と指摘した。
日比野学長は新潟県や香川県などで地域の特性を活かし、アートと生活をつなぐ活動を展開している。
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アートプロジェクトとして、浦安市内のポンプ施設のペインティングや、東京芸大生が浦安に入って市民らに取材。映像を編集する企画が持ち上がっている。
若い街、浦安も少子高齢化が進みつつある。芸術の力が様々な課題解決のきっかけになるかもしれない。来年度から多彩なプロジェクトが動き出しそうだ。期待したい。