スポーツ

鈴木選手、創意工夫を重ねて進化し続ける「ないものを嘆くな。あるものを生かせ」

 前向きに生きるため、誰にとっても必要な考え方だと頭では理解できるが、それを実践するのは並大抵のことではない。しかし、鈴木は子どもの頃から、それを積み重ねてきた。生まれつきの四肢欠損で、両腕両脚、それぞれ長さが違う。それでも、幼い頃から特別視されるのを嫌い、小学校の階段は這って登り、縄跳びにも挑戦したという。

写真提供 産経新聞

 家族の勧めで、6歳で水泳を始めた。お手本はない。どうしたら真っすぐ進めるのか、どうすれば速くなるのか。個性的な体をどのように生かすべきかを探って、世界に一つだけの泳法を自ら編み出していった。

 2004年、高校生の時、パラリンピック・アテネ大会に初出場。以来、北京、ロンドン、リオデジャネイロと連続出場し、これまで、北京での金を含めて5個のメダルを手にしていた。

 リオ大会後、引退を考えた時期もあった。

 しかし、体幹を鍛え直し、泳法を工夫。進化し続けた結果、今大会では金、銀、銅の3色そろえて5個のメダルを獲得するという驚異的な戦績となった。

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