ウィーン留学から帰国した浦安市出身のギタリスト、岡本拓也さん(26)が3月2日、浦安音楽ホール(JR新浦安駅前)でリサイタルを開く。
岡本さんは10歳で、ギターと出合った。初めて弾いたのが名曲「禁じられた遊び」だった。「生の音を直に感じた。すごく感動した」と振り返る。専門家の指導を受け、ぐんぐん上達。中学生のとき、全国大会で優勝した。
世界の俊才が集う名門、ウィーン国立音楽大学(オーストリア)に留学。アパートで自炊しながら一人暮らし。”音楽の都” で世界的に有名な教授の指導を受け、高い水準のコンサートに通った。「ヨーロッパでの音楽の存在のあり方を身を持って学ぶことができた。毎日が充実していた」と語る。
昨年11月、同大学ギター演奏科修士課程を最優秀成績で修了し、帰国した。少年時代から交流の深い浦安ギターサークルの会員や友人たちが「お帰り。これからが楽しみだね」と温かく迎えてくれたという。
「恩返しをしたい」とリサイタルを企画。「主よ人の望みの喜びよ」(バッハ作曲)など10数曲を演奏する。「名曲の魅力を皆さんと一緒に楽しみたい。せいいっぱい演奏します」と来場を呼びかけている。
午後7時開演。全席自由席。前売り2500円、当日3千円。問い合わせは岡本さん(070・4101・8552)