すべての人に優しい 千葉県の実現(26)
男女共同参画条例
全国の都道府県で唯一、男女共同参画推進条例が制定されていないのが千葉県です。条例がない中でも、千葉県男女共同参画計画や千葉県総合計画により、県民・事業者・市町村と連携しながら、男女共同参画に関わる各種施策は推進されてきました。ですから性別に関係なく一人ひとりが、個性と能力を発揮することが出来る社会づくりという考えのもと、千葉県でも着実に前進しています。これまでにも条例制定への動きはあり、平成14年当時の堂本知事は、子供を産む産まないの自己決定権を盛り込んだ案を議会に提出。それに対し、行き過ぎたジェンダーフリー条例案だと問題視する声が議会からあがり、翌15年に議会より対案を提出。折り合いがつかないまま継続審査となり、その後新たな条例案が上がることはなかったと、このような経緯があります。
女性活躍チャレンジ千葉
先月5月20日、ちば自民党内に【女性活躍チャレンジ千葉の推進を進めるプロジェクトチーム】が結成され、チームの副座長を担うことになりました。条例を作ることありきでのチームではありませんが、全国で条例制定が最後となった千葉県で、条例を作ることにより各種施策を加速させることが出来るのか、しっかりと議論を重ねていきたいと思っています。まずは、現状を把握するために、現在進められている第5次千葉県男女共同参画計画の概要、他県条例を精査しながら丁寧に取り組んでまいります。一人ひとりが活躍できる千葉県となるよう、いま新たな一歩を踏み出したところです。
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(プロフィール)
衆議院議員秘書を経て浦安市議会議員3期12年。
浦安ライオンズクラブ。防災士。。市川浦安地域獣医師会顧問。浦安市華道協会。
平成31年4月の千葉県議会議員選挙にて当選、現在2期目。