東日本大震災から10年 災害に強いまちへ
あの日、揺れが始まった時、「遂に来たか」と思い、身構えました。しかしながらそれは想定していた首都直下地震ではなく、遠く東北地方太平洋沖を震源とする、M9.0、最大震度7、40mを超える巨大津波が沿岸を襲い、多くの尊い命が奪われ未曾有の被害を出した、東日本大震災でした。浦安市も震度5強、揺れが収まった後、被害の状況や地域の方の安否確認のため奔走、自転車で町内を走り周っていたためか2回目の揺れには気がつきませんでしたが、途中から地面が裂け、大量の水と砂があふれ出した光景は今でも鮮明に憶えています。平日昼間ということもあり自治会役員の多くが帰宅困難者となったことから、翌日まで在宅の役員の皆さんと、メガホン片手に町内を周ったことなどが思い出されます。
私の住むところは市内でも1、2を争うほど液状化の被害が大きいところでした。地域の皆さんと取り組んできた市街地液状化対策事業はあと一歩のところで地中から予期せぬ埋設物が出てきたため、最終的には断念せざるを得ませんでしたが、技術も日進月歩、「液状化対策なくして復興なし」という思いは変わらず、国への新たな技術開発を求める要望書を先日、自治会の皆さんと提出。引き続き声を上げて参ります。
政治のいちばんの使命は、皆様の生命と財産を守ること。この間、安心・安全施策を積極的に提案し、実現してきました。災害時の情報伝達はとても重要。防災ラジオも多くの皆様にご利用頂いておりますが、さらに良いものはないか、調査研究を進めています。このほか初期消火に対応出来るよう、スタンドパイプの導入や、冠水地域への雨水貯留管の設置など、取り組んできました。
引き続き、災害に強いまちづくりに、尽力して参ります。
————————————
西川よしずみホームページ
http://saikawa.cocolog-nifty.com/
Twitter、Facebook で日々活動をお知らせしています。
E-Mail: urayasu7109@mbr.nifty.com TEL・FAX : 047-723-7109