新型コロナウイルスの影響で開催が心配された浦安市成人式が3月7日、舞浜の東京ディズニーシーで行われた。新成人が実行委員会を結成して企画。ミッキーマウスらが門出を祝った。新成人は2143人。成人式は「新成人の門出を祝い、励まし、大人の自覚を促す」という趣旨で開催された。
今年度のテーマは「A New Journey ~心をひとつにきらめく夢へ~」
新型コロナ感染対策の一環で式典は20分間に短縮し、4回に分散して行われた。また、入園時には検温が実施された。
市は式典前後の会食を控え、式典終了後は密を避けるため、速やかな退園を呼びかけた。
午後零時30分から始まった第1回式典では、内田悦嗣市長が「ふるさと浦安、そして地域の方々との繋がりの大切さを実感しながら、自らの夢に向かって新たな一歩を踏み出す転機にしていただきたい」と祝辞。成人式実行委員代表2名がスピーチを行った。
その後、ミッキーマウスが舞台に登場。カウントアップを行い、「おめでとうございます」という声が響くと、会場は華やかな雰囲気に包まれた。
フィナーレでは、ミッキーの仲間たちが登場。新成人を祝った。
式典後、記者会見を行った田島美咲実行委員長らは「人生に一度の大切な式典をやらせていただけることは、うれしく思っていました。感染症対策を徹底。成功させて、来年度の新成人の希望となれるよう、気を引き締めて過ごしてきました」などと語った。
当初、成人式は1月11日の開催予定だった。
ところが、新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言発出を受け、3月7日に延期された。さらに2月2日、緊急事態宣言期間の延長が決まった。浦安市は東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドと再度、協議・調整して成人式開催を発表した。
緊急事態宣言の期限は3月7日までだったが、政府は3月5日、2週間延長を決定していた。
浦安市の成人式は2002年から連続して東京ディズニーランドで開催され、今年初めて会場を東京ディズニーシーに移した。