元町の安全安心
浦安駅周辺の将来像(2)
浦安市議会 議長 西川(さいかわ)よしずみ
糸魚川市大規模火災
2016年12月22日昼前に発生したコンロの消し忘れによる火災は、強い南風により、北の日本海方向に延焼、翌夕方まで約30時間、面積にして約4万平米を焼失し、ようやく鎮火。焼損した一帯は、糸魚川駅北側の市街地で、主に昭和初期に建造された雁木造の商店街や木造住宅密集地域でした。
県内唯一
同じように浦安駅周辺の堀江、猫実といった元町地域は、県で唯一「地震時等に著しく危険な密集市街地」として国から公表されています。あわせて、当代島地域も同様に防災面や道路等に課題を抱えています。糸魚川の火災時、真っ先に頭を過ったのが、元町エリアでした。
これまでも木造住宅耐震改修補助金の増額や、建物の一部のみでも利用出来るようにすること、また不燃化対策補助金の創設などを提案してきました。実現には至っていませんが、引き続き提案して参ります。
消火器貸出事業再開!
そのような中、他県で発生した木造住宅密集地域での火災や、自治会連合会や市議会からの度重なる要請を受け、無償消火器貸出事業が9月1日から再開されました。重さも5キログラムから2キログラムに軽量化、操作もピンを抜いてレバーを握るだけになり、高齢の方でも持ち上げやすく、火元を狙いやすくなっています。消防署、各出張所で貸し出しを行っています。
新たなまちづくり
また市では新中通の延伸と、やなぎ通りのくい違い交差点の解消、そして浦安小学校などに安全に向かうための歩道の整備に向け事業を進めています。元町地域には狭隘道路も多数存在しています。入り組んでいるところが多く、なかなか早期に抜本的な対策を講じることが難しいエリアではありますが、一つ一つ取り組んで参ります。
まちの風情を残しつつ
元町には古き良き文化や景色が残っています。現在に受け継がれているまちの風情を残しつつ、災害に強く快適なまちへいかに再整備していくか、建て直しの際、公開空地の確保等により、市街地環境の改善に資する計画を評価し、容積率、高さ制限、斜線制限などを緩和する総合設計制度などを活用、他市の事例を参考にしながらより良い住環境を目指して今後とも取り組んで参ります。
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