すべての人に優しい 千葉県の実現(16)
家庭内暴力(DV)を防ぐ
ステイホームという言葉とともに不要不急の外出自粛が要請されました。テレワークや在宅勤務の推奨や休校措置もとられ、平常時よりも家族で一緒にいる機会が増えた方も多いのではないでしょうか。長い期間を自宅で家族と過ごすことが、幸せと感じる家庭もある一方で、ストレスの解消方法がなく、ストレスが溜まってしまい、その様々なことが要因となって、家庭内暴力や虐待件数を増加傾向にしているという懸念もあります。千葉県のDV相談件数は3月821件、4月879件となっており、件数が大幅に増加したというわけではありませんが、この不測事態の中で数字だけでは判断できない部分でもあります。千葉県では、最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながる全国共通の電話相談「DV相談ナビ」、SNSや電子メールを活用した「DV相談プラス」等、目に留まりやすく安全に配慮された状況下で相談できる体制づくりを強化しDV対策に取り組んでいます。
ゲートキーパー
厚生労働省が推奨しているゲートキーパーは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、特に資格が必要なわけではありません。平成28年度人口動態統計によると、千葉県は全国で6番目に自殺者が多い県となっております。大切な人の命を守るために、いつもと違う様子に気づいたら勇気を出して声をかけるゲートキーパーに誰でもなることが出来るのです。
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(プロフィール)
衆議院議員秘書を経て浦安市議会議員3期12年。
浦安ライオンズクラブ。防災士。。市川浦安地域獣医師会顧問。浦安市華道協会。
平成31年4月の千葉県議会議員選挙にて当選、現在2期目。