防犯・安全・法律

弁護士 京介 「家庭の法学」(34) 子の認知

 こんにちは。弁護士の矢野京介です。今回のテーマは、「子の認知」です。
 「認知」とは、「結婚していない男女の間に生まれた子、またはこれから生まれる子を自分の子だと認める行為(民法779条)」です。子どもにとっては「父親を得る」という権利になり、シングルマザーにとって、「認知届」の知識は、大切な赤ちゃんの法律上の権利を守ることになります。

矢野弁護士

矢野京介

 では、認知届を出すことで何が変わるのでしょうか。まず、認知するまでは、子どもは母親の氏を名乗り、母親が親権者です。しかし父親の認知を得ると、子は父親の氏を名乗ることもでき、父親を親権者とすることもできます。そして、父親に対して扶養料を請求することができます。シングルマザーにとっては、つまり、子どもの父に対して養育費を請求できるようになるのです。さらに、父親が死亡した場合、認知した子は、第一順位の相続人となります。しかし、他方で、子が成人した時に父親が生活に窮していた場合、扶養する義務も生じます。

 認知届には大きく分けて「任意認知」と「強制認知」の2種類があります。任意認知は、父親からの届け出により任意で自分の子と認めるものです。これに対して、父親が任意に認知しない場合には、まずは、子から父を相手とする家庭裁判所の調停の申し立てを行い、調停が不成立となった場合には、認知を求める裁判を提起します。これを強制認知といいます。非嫡出子であることについて子どもに責任はありません。そこで、子は親の意思に反してでも実の親と法律上の親子関係を発生させることができるという考え方を制度化したものです。
 子の認知でお悩みの方は、一度専門家に相談されることをお勧めいたします。

葛西臨海ドリーム法律事務所

広告画像

関連記事

  1. 矢野京介 弁護士 弁護士 京介 「家庭の法学」(48) 弁護士に相談するタイミング…
  2. アジア大会女子柔道優勝 角田選手一日署長 秋の交通安全運動 アジア大会女子柔道優勝 角田選手一日署長 秋の交通安全運動
  3. 矢野京介 弁護士 弁護士 京介 「家庭の法学」(38) 別居中の交際
  4. セーフティーコンサート 〜未来への挑戦〜 9月17日に文化会館で開催 セーフティーコンサート 〜未来への挑戦〜 9月17日に文化会館で…
  5. 矢野京介 弁護士 弁護士 京介 「家庭の法学」(52) 不貞慰謝料請求の時効
  6. 大規模な災害に備え 「災害コールセンター」 設置 大規模な災害に備え 「災害コールセンター」設置
  7. 電話de詐欺防いだ2人表彰 高橋さんは2回目 電話de詐欺防いだ2人表彰 高橋さんは2回目
  8. 弁護士 京介 「家庭の法学」 弁護士 京介 「家庭の法学」(59) 子の氏の変更許可

新着記事

  1. 宿泊者限定オリジナルグッズが登場! 東京ディズニーランドホテル
  2. "夏休みこどもスペシャルDAY!" 走って踊って、笑顔いっぱいの1日
  3. 三番瀬海岸親水施設が完成 オープニングセレモニーを開催
  4. 庁舎入口前に大時計を寄贈 浦安ライオンズクラブ創立50周年記念
  5. 市斎場増築棟が完成 10月中旬から運用開始

ダイニチグループ
ベアビル株式会社
株式会社ウラタ
佐野産婦人科医院
メディケア浦安/田所医院
田中屋海苔店

嘉永四年江戸時代創業の老舗質屋
江戸前佃煮 株式会社西金
グローバルフェスタ2022(10/1・2開催) インド先住民 -トライバルの暮らし、就学支援、生理小屋の問題など。ぜひ、ご来場ください!

PAGE TOP