市民に模擬演技を披露
2020年東京パラリンピックのアーチェリー日本代表候補選手が5月14日から5日間、浦安市総合運動公園内のアーチェリー場で強化合宿。16日には市民に模擬演技を披露した=写真。
強化合宿に参加したのは、数々の大会のメダリストでもあり、東京大会でも有望視されている国内トップクラスの選手10人。厳しい練習の合間に、競技の普及と地域交流を兼ねて、演技を公開した。
アーチェリー競技は、「リカーブ」「コンパウンド」という2種類の弓を使った競技。リカーブは70メートル先、コンパウンドは50メートル先の的を狙う。種目は弓ごとの男女別と男女混合によるチーム戦があり、選手はそれぞれ障害の程度によって3段階にクラス分けされる。
「リカーブの的の大きさは直径122センチ、コンパウンドは80センチ。1本30~40秒の持ちタイムの中、小さな的をめがけて神経を集中する。決勝トーナメントに進出するだけでも75本の弓を射る。精神力との戦いでもある」
島田隆之ヘッドコーチが解説した。
この日集まった市民は約30人。強化合宿は9月にも予定されている。