平成30年12月から大規模改修に伴い、休館していた浦安市立中央図書館(猫実)が3月24日、リニューアルオープンした。新型コロナウイルス感染拡大による影響を受け、貸し出しと返却に限定した開館となった。
開館を前に内田悦嗣市長は「施設が老朽化していたが、リニューアルした。利用を制限しての開館となったが、学びと憩いの場として活用してほしい」と挨拶した。
開館を待っていた多くの市民が訪れた。検温し、手を消毒して入館した。感染拡大防止のため当面の間、館内の椅子は撤去され、学習室なども使用できない。
中央図書館は「居心地の良い図書館」「出会いのある図書館」「可能性を開く図書館」の3つのコンセプトを掲げ、ミニ講座や展示発表など多目的に利用できるワークスペース、授乳やおむつ替えができる「あかちゃんほっとすてーしょん」、靴を脱いでリラックスできる「のびのびひろば」、そして駐車場などを整備した。また、トイレを全面改修した。蔵書は約72万冊。リニューアルに関する事業費は約20億円。
中央図書館と市内の各分館に読書通帳機を設置した。児童・生徒らが借りた本の記録を自分で印字することで、読書意欲を高め、読書活動の促進を図る。