文化

浦安小さな旅(10) 「舞浜」

 私たちが暮らす浦安を歩いてみよう。小さな発見があるかもしれない。今回は「舞浜」。海に沿って快適な道を巡った。

 舞浜駅からスタートした。駅前に球形の大きな造形物が建っている。なんだろう。周辺には作品名などの表示は見当たらなかった。

 西に進む。旧江戸川に架かる青い鉄橋が見えてくる。見事な構造だ。電車が轟音を響かせて走っていった。

◇海沿いの道

 ヤシの並木道を歩く。

サイクリングを楽しむ

 おや、鳥が金網にとまっている。キジバトだろう。そっと近寄る。カメラを構えてパチリ。鳥は驚いたのか。翼を広げ、飛び去っていった。

 ゆるやかな坂道を登る。一気に視界が広がった。東京湾だ。木更津方面から東京都心の高層ビル群までが見える。きれいに晴れた日には富士山を望むことができるはずだが、この日は雲に隠れていた。

海の見える休憩所

 海沿いにベンチがあった。座って休憩する。さやかに風が吹いている。昼どきだ。リュックからおにぎりを取り出し、ほおばる。海釣りの好きな知人が「潮風に吹かれて食べるおにぎりはうまい」といっていた。その通りだ。おいしい。

 若い男女が座って海を見ている。時おり、言葉を交わす。青春だなあ。

 海を眺めながら、進む。白いボートが白波を立てて走っていく。気持ちよさそうだ。

◇運動公園

 しばらく歩くと、広大な運動公園が見えてきた。

 ブリオベッカ浦安競技場で3人の若者が走っている。何度も走る。走る。全力疾走することが愉快なのだろう。笑い声が響く。テニスコートではシニア世代が元気に球を打つ。遊具も整備されていて、子どもたちが遊んでいた。

 少し疲れた。木陰のベンチで休む。幼い女の子2人を連れた若い母親が木の枝にたわわに実った小さな木の実を見て「あっ、赤ちゃんドングリ。かわいい」といった。女の子たちが「赤ちゃんドングリ」「赤ちゃんドングリ」とはしゃぐ。微笑ましい情景だ。

 公園を出た。緑豊かな道を進む。舞浜駅に到着した。休憩をはさみ、約4時間。よく歩いた。達成感が満ちてきた。

(塩塚 保)

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