商品購入者先着で和文具とふりかけプレゼント
東京ディズニーリゾート内のイクスピアリ(浦安市舞浜)に今春、和雑貨や食品、ギフトを扱う和雑貨ショップ「よろずや 十五夜」がオープンする。越前和紙を使ったボックスにこれらの商品を入れると、ちょっとしたプレゼントや引き出物など、上品な「和のギフト」となり、人気を集めそうだ。
この和雑貨ショップ「よろずや 十五夜」は、福井県で創業70年以上の老舗印刷会社「若越印刷」が、約1500年の歴史のある越前和紙の良さを広めたいと考え、開発した小売業態で、イクスピアリ店が常設の第1号店だ。
商品としては、和紙の最高級品である福井の「越前和紙」を使ったノートや御朱印帳などの文具、若狭塗りの箸、九谷焼の皿などの食器類、手ぬぐいなど和雑貨をそろえている。
また、生産量が全国1位の福井県の昆布製品、ふりかけ、茶、菓子などの北陸はじめ全国の厳選した食品や酒も用意している。これらの商品を越前和紙でできた色とりどりのボックスに入れるだけで、上品なプレゼントになりそうだ。
さらに、店内をプロジェクションマッピングで十五夜の雰囲気を楽しめるように工夫。和綴じ本作り、折り紙作りなどの開催も予定しているという。同店では年齢を問わず、若い人から年配の人、さらに海外からの旅行客にも「日本の良さ」を紹介したいとしている。
店の場所は2階。営業時間は11時〜21時(土曜・日曜・祝日は10時〜21時)となっている。オープンした際、商品を買った人に先着で「和文具とふりかけのセット」をプレゼントする。
なお、問い合わせはイクスピアリインフォメーション。でんわ047-305-2525(受付時間は10時〜19時)。
(写真はいずれもイメージ。イクスピアリ提供)
越前和紙
福井県越前市今立地区(旧今立町)で製造される和紙。同地区は品質や種類、量とも日本一の和紙生産地で、「越前奉書」と「越前鳥の子紙」は国の重要無形文化財に指定されている。1873年(明治6 年)のウイーン万国博覧会で、越前和紙の製品が「進歩賞」を受賞。2017年(平成29年)に越前市内の蔵から、その時の賞状とメダルが発見された。