社会貢献

うらやすの人(34): ボランティア弁当作り 40年 飯嶋町子さん(79)

喜んでくれる人がいるのが張り合い

 浦安市総合福祉センター2階の調理室。毎週木曜日の朝8時半、白いかっぽう着、白のキャップにマスクの女性たちが集まって来る。一人暮らしの高齢者や高齢者世帯などに、手作りの弁当を届けている「おべんとうボランティアグループ」(和田泰恵代表)の人たちだ。
 その中の一人、今川の飯嶋さん。この活動を黙々と続けて実に40年。「休んだ記憶はほとんどない」という記録の持ち主だ。

「人に役立つことができてうれしい」と話す飯嶋さん

 この活動を始めたのは、ご主人の仕事の都合で浦安に転居したのがきっかけ。元々は看護師だった。
 「仕事を終えると時間が余って、何かしたい、人に役立つことをしたいと思うようになり、当時の町役場に電話。紹介されたのがボランティアでの弁当作りでした」
 小人数のグループでそれに参加。いまグループは41人で、飯嶋さんは “最古参”。
 弁当を作る調理班、弁当を包む紙に季節感あふれる絵を描くお絵かき班、弁当を高齢者宅に届ける配達班の3班に分かれて活動している。参加するのは月2回が原則、人手が足りないときはしばしば手伝いに出る人もいる。

 調理は3時間立ちっぱなし。「でも苦になりません。仕事に張り合いがあるからで、グループの皆さんと楽しくできることも大きいですね」
 一番気を付けていることは、当然ながら衛生面と強調する。手を洗い、消毒する。服装も大事。ご飯、煮物は必ず冷ましてからパックする。
 「味も大切。きんぴらにごま油をひとたらしすることで味がよくなります。これは父が調理師でしたから教わったのですが…。弁当の材料は旬のものを中心に、冷凍ものは使いません。献立はグループの人が考え、時間をかけてていねいに調理します。これが私たちのこだわりです」
 グループで長年、活動を共にしてきた今泉美地子さん(82)は、「あまり多くはしゃべる人ではありませんが、あたたかくて頼りになります」。

 材料費は社会福祉協議会の支援があるが、ボランティアには手当は出ない。
 「お弁当を受け取る人の中には、道に出て待ってくれている人もいます。地道な活動ですが、喜んでくれる人がいるのがなにより。これが私たちの喜びでもあり、これからも続けていける原動力です」

広告画像

関連記事

  1. 消防長感謝状贈呈式 傷病者に救命処置の大熊さん、加藤さん 消防長感謝状贈呈式 傷病者に救命処置の大熊さん、加藤さん
  2. 浦安ビデオクラブ 第19回手作りビデオ発表会 会員7人が作品を上映 浦安ビデオクラブ 第19回手作りビデオ発表会 会員7人が作品を上…
  3. 年頭のご挨拶:浦安市市長 内田悦嗣 市民一人ひとりの実感できる幸せを創造 年頭のご挨拶:市民一人ひとりの実感できる幸せを創造 浦安市市長 …
  4. うらやすの人(26): 浦安シティマラソン 最高齢女性ランナー 岩花よし江 さん うらやすの人(26): 浦安シティマラソン 最高齢女性ランナー …
  5. うらやすの人(21): 「浦安菊好会」 室 洋二会長 うらやすの人(21): 「浦安菊好会」 室 洋二会長
  6. パリ五輪男子柔道100キロ級代表ウルフ・アロン選手 混合団体戦銀メダル獲得に貢献 個人戦は7位にとどまる パリ五輪男子柔道100キロ級代表ウルフ・アロン選手 混合団体戦銀…
  7. 年頭のご挨拶 浦安市議会議長 宝 新 この難局を市・事業所・市民が一丸で乗り越える 年頭のご挨拶 浦安市議会議長 宝 新 この難局を市・事業所・市民…
  8. 矢野京介 弁護士 弁護士 京介 「家庭の法学」(40) 熟年離婚

新着記事

  1. 新浦安駅前広場を文化芸術の発信地に 華やかにイルミネーション点灯式
  2. 年頭のご挨拶 浦安市長 内田悦嗣「未来につながるまちづくりを進めていく」
  3. 年頭のご挨拶 浦安市議会議長 柳 毅一郎 「市民に開かれた市議会を目指して」
  4. オリンピック・パラリンピック等 育成選手指定証授与式
  5. 第2回浦安スポーツチャレンジ2025開催 多くの参加者が爽やかな汗を流す

田中屋海苔店
さくら保育園
浦安ふじみクリニック

江戸前佃煮 株式会社西金
JAFS関東~JAFSの東京事務所がスタート

PAGE TOP