スポーツ

うらやすの人(26): 浦安シティマラソン 最高齢女性ランナー 岩花よし江 さん(77)

小学6年の孫に背中を押され出場を決心

 「今回は体調を崩して練習もしていないので、最後まで出場するか迷いましたが、小学6年の孫に背中を押されました」―。
 2月7日に行われた「第25回東京ベイ浦安シティマラソン」。10キロメートルで最高齢女性ランナーとして完走したのが身長150センチの岩花さん。タイム的には惜しくも70分の制限をクリアできなかったが、”前身” の元旦マラソンから数えて30年間、皆勤賞を果たした。

岩花よし江さん  

「大好きな浦安のまちをまた走りたい」。早くも来年の大会を見据える岩花さん

 茨城県水戸市出身。夫の会社への通勤に近い浦安町(当時)富岡のマンションに越してきたのがマラソンとの出合い。小学4年の長男、同2年の長女に「運動をさせよう」と考えていたところ、「富岡ジョギングクラブ」(米田喬会長)の会員募集の張り紙が目に入ったのがきっかけになった。
 自身もバレーボールやバスケットボールなどの経験があり「体を動かすのが大好き」とあって、毎週日曜の朝7時から2~3時間、仲間20数人と交通公園から境川を河口まで、走ったり、歩いたりして往復。現在の練習メンバーは60代~80代の10人くらい。
 「以前は夕食後の8時半から週4日、1時間10キロメートルを数人と走っていました。途中、こんなところにホテルができるんだなど浦安の発展ぶりをウオッチしながらだった」

 それも5年前の東日本大震災の液状化被害で道路がデコボコになり、家族の「危ないから」という反対で中止。加えて、昨年2月のシティマラソン後に体調を崩して、クラブの週1日の練習もできなくなった。
 生きがいでもあったシティマラソン出場。同居する孫に励まされ、エントリーだけはしたものの、今年の大会出場を決断したのは大会1週間前、久しぶりの朝練だった。「自身の30年連続出場記録を途切れさせたくなかった」気持ちが後押しした。

 1月20日の誕生日で喜寿を迎えた。先の大戦も体験。「水戸だったので食べものには苦労しなかったが、(大変な時を幼少期で過ごし)我慢強い性格」と自己分析。
 「人生を楽しむには健康でないとダメ。継続は力。大好きな浦安のまちをまた走りたい」。早くも来年の大会を見据えている。

広告画像

関連記事

  1. 第31回わんぱく相撲浦安場所 市内の小学生力士310人が熱戦 第31回わんぱく相撲浦安場所 市内の小学生力士310人が熱戦
  2. 富士屋商事社長 志田 健司 日本国の未来は(7) 少子化解決の糸口 富士屋商事社長 志田 健…
  3. 浦安オールディーズバンド 6月23日に熱狂ライブ開催 浦安オールディーズバンド 6月23日に熱狂ライブ開催
  4. 「私のモロッコ」 写真コンテスト 影山さんが最優秀賞 「私のモロッコ」 写真コンテスト 影山さんが最優秀賞
  5. 晴天の中、浦安スポーツフェア開催 晴天の中、浦安スポーツフェア開催 25000人が気持ち良い汗を流…
  6. 迫力ある取組を生で観戦 大相撲浦安場所 4/18開催 迫力ある取組を生で観戦 大相撲浦安場所 4/18開催
  7. 「市民を笑顔にする」 サッカーを通して恩返し ブリオベッカ浦安 「市民を笑顔にする」 サッカーを通して恩返し ブリオベッカ浦安
  8. 第34回東京ベイ浦安シティマラソン 雨にも負けず約2200人が力走 第34回東京ベイ浦安シティマラソン 雨にも負けず約2200人が力…

新着記事

  1. 浦安市長選 内田氏無投票で3選
  2. 明海大学うらやすハニープロジェクト 学生が都市型養蜂で地域活性化
  3. ベイシニア浦安 令和6年度連合大会 人生100年時代 楽しく活動しよう
  4. 浦安D-ロックス 昇格後の初勝利をつかむ 31対26で競り勝つ
  5. 明海大学と浦安商工会議所 包括連携協定締結式 人材育成・地域経済の活力強化を目指す

有限会社メディケアネット
市民の新聞 うらやす情報
田中屋海苔店

江戸前佃煮 株式会社西金
どこに生まれても、生まれてきて良かったと思える社会へ! JAFS関東

PAGE TOP