側面的ではなく、思いっきり支援
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ出場権獲得
地元サッカークラブチーム、ブリオベッカ浦安は元日本代表の都並敏史監督が率いる。今シーズン、関東サッカーリーグで快進撃、2位となった。JFL(日本フットボールリーグ)への昇格をかけて闘う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ1次ラウンドへの出場権を獲得した。
ひたむきに練習し、地域の子どもたちと関わる姿を見て支援を決意
後援会は10月22日、チームに支援金を贈呈した。浦田会長は「すべて勝つしかない」と激励。都並監督は「全力で戦う」と決意を述べた。浦田さんは「チームは地域の宝です。みんなの手で磨き上げていかなくては」と笑顔で語る。ひたむきに練習し、地域の子どもたちと関わる選手たちの姿を見て「これは支えていかなくては」と決意したという。
スポンサー集めや調整などに奔走。「側面的ではなく、思いっきり支援しています」と力をこめる。チームの認知度を高める一環として、浦安青年会議所との協働事業でマスコット名を公募した。千通以上の応募があった。浦田さんは選考委員として「べか彦」(通称)を推した。漁師町だった浦安を象徴するべか舟にちなんだ独創性にひかれたという。
浦田さんはウラヤスフェスティバルの実行委員長も務めた。
「みんながひとつになれる祭りをやろう。みんなでまちづくりをしよう」と呼びかけた。
構想は壮大だった。浦安には日本各地から移住した市民が多い。全国の祭りを浦安に呼び、ふるさとを感じる機会を設けた。東北や九州などの祭り、そして地元の団体がシンボルロードに登場。市民の声援を受け、躍動した。
青年時代、浦安青年会議所に入会した。同会議所理事長や日本青年会議所副会頭を歴任する。
「大きいのは人間関係です。世界レベルで築くチャンスがある。人生の参考書。成功もあれば、失敗もある。本人次第です」
31歳で総合建設企業「ウラタ」の2代目社長に就任。戦略をしっかり立て、方向性を示し、社業を発展させている。また、東京2020オリンピック聖火ランナーに選ばれた。
サッカー少年だった。好物はトンカツ。趣味はゴルフ。愛犬と散歩を楽しむ。信条は「すぐやる」。