令和4年度・第57回市民功労者表彰式は文化の日の11月3日午前10時から文化会館小ホールで行われ、9人が表彰された=写真。
表彰式に先立って、内田悦嗣市長は「浦安は、かつての陸の孤島と言われた漁師町の時代から、東京ディズニーランドを擁するアーバンリゾートの街として、また、首都圏屈指の良好な住環境を誇る住宅都市として、全国に名の通る素晴らしい街に発展してきました。浦安がこのように発展してきたのも、多くの先人諸氏、そして市民の皆様のたゆまぬ努力の賜物です。本日、表彰を受けられます方々の永年のご労苦に対し、心から感謝申し上げます」と挨拶した。
受賞者と功績は次の通り。
▽高梨恒弘氏[自治]=平成21年3月、市固定資産評価審査委員会の委員に就任。30年12月、同委員長に就任。今日までの13年余、固定資産評価等に関する豊富な知識と経験に基づき、専門的な視点から審査に尽力。税理士としての専門知識と豊富な経験を活かして、固定資産税の安定に寄与した。
▽西脇保幸氏[教育文化]=平成21年11月、市教育委員会委員に就任。以来、2期8年にわたり、高校教諭や大学教授の経験を生かし、本市の教育行政の発展に大きく寄与。平成29年8月から、「ふるさとうらやす立志塾」塾長に就任し、講義や研修などを通じて、子どもたちの郷土愛を育みながら、地域社会で活躍する未来のリーダー育成に献身的に取り組んでいる。
▽川端秀仁氏[教育文化]=平成19年10月、市教育委員会委員に就任。以来、3期12年にわたり、大局的見地から本市の教育行政の推進に尽力。少人数教育や小中連携・一貫教育の推進に取り組み、子どもたちの学力向上と豊かな人間関係の醸成に大きく寄与。特に、特別な支援を必要とする子どもたち一人ひとりの教育的ニーズを医師の立場から適確に把握し、発達支援の充実に努めた。
▽内藤茂樹氏[教育文化]=平成13年4月、入船北小の学校医に就任。その後、日の出幼稚園、日の出保育園、日の出中、美浜北小、入船南認定こども園、美浜北認定こども園の学校医も歴任。21年間、子どもたちの健康保持と増進に尽力した。
▽新谷マリ子氏[教育文化]=平成14年、入船北幼稚園の学校歯科医に就任。その後、富岡幼稚園、高洲小、明海南小、東野保育園、日の出保育園の学校歯科医を歴任し、園児・児童の健康保持と増進に尽力。市歯科医師会の地域保健担当理事も務めるなど、地域医療の充実・発展に貢献。また、在宅医療者口腔機能向上事業や2歳6か月児歯科健診、フッ化物塗布事業、成人及び妊婦歯科健診保健事業の協力医務めるなど、市の保健事業の推進に尽力した。
▽本田まゆみ氏[社会福祉]=平成13年12月に民生委員、児童委員に委嘱されて以来、今日までの21年間、地域福祉と行政との橋渡し役を担い、地域のよき相談者として住民への援助に尽力。令和元年12月から市南地区民生委員児童委員協議会の副会長として、会の活性化に貢献。さらに、平成13年5月から、市社会福祉協議会南2支部の推進委員として、高齢者サロン、子育てサロンなどで地域交流の場つくりに尽力。その他、平成15年5月からは会計、令和元年5月からは副支部長に。また、ひとり暮らし高齢者が年々増加している中で、声掛けや見守り活動、買い物支援などに献身的に取り組んでいる他、市児童センター運営懇談会委員も務めるなど、地域福祉の推進に寄与している。
▽桑田幸一氏[産業]=平成7年8月に市観光協会副会長に就任以来、22年10月、浦安観光コンベンション協会の副会長を経て、29年6月、同会長に就任。26年余、様々な試みで市内外に浦安の魅力を発信し、市の観光振興に多大な貢献をしてきた。特に、テーマパークのオープン以降、多数の大型ホテルの開業とともに、年々観光客が増加していく中で、将来の観光都市浦安を見据え、地域全体で活動する観光組織の必要性を感じ、「浦安市観光協会」設立に尽力した。また、浦安の伝統的な地域資源である屋形船への定期乗り合い事業の導入、明海大や南房総市観光協会との連携協定の締結など、観光客の誘致を積極的に推し進めてきた。この他、市納税貯蓄組合連合会会長や浦安魚市場協同組合理事長、市青少年補導員を務めるなど幅広く活動している。
▽和田寿美子氏[保健衛生]=平成15年4月、市健康推進員に委嘱されて以来、16年間、健康の重要性を深く認識し地域住民と行政との橋渡し役を担い、幼児から高齢者までの健康増進活動にあたり、住民の健康増進の推進に多大な貢献をしてきた。平成19年4月からの4年間と平成25年4月からの2年間、健康増進員の副代表を務め、リーダーシップを発揮した。また、この間、幼稚園や保育園への食育劇活動、健康に配慮した調理実習指導、ウオーキング教室など、さまざまな活動に積極的に取り組み、バランスのよい食事と運動の大切さを住民に広く伝えるなど、地域における身近な健康づくりに尽力した。また、市明るい選挙推進協議会委員や統計調査委員を務めるなど、多方面にわたり活躍している。
▽守沖さつき氏[保健衛生]=平成15年4月、市母子保健推進員に委嘱されて以来、19年余、母子保健事業の充実に取り組んでいる。23年4月から2年間、母子保健推進員の代表を務めてきた。また、育児不安を感じている母親などの支援のため、生後2~3か月児のいる家庭への訪問活動や妊婦や乳児を持つ親子を対象とした集いに、意欲的に関わるなど、同じ地域に暮らす身近な相談役として、さまざまな支援に取り組んでいる。さらに、市社会福祉協議会支部推進委員として、乳幼児とその保護者が気楽に交流できる子育てサロンにも協力するなど、地域ぐるみの子育て支援に貢献している。