ラグビーワールドカップの公認キャンプ地に内定した浦安市。同市高洲のNTTコミュニケーションズの新グラウンド名が「アークス浦安パーク」と決まり4月24日、新クラブハウスとともに関係者に初披露された。これでチームのホームタウンは市川市二俣から完全に浦安に移った。
グラウンドの広さは3万8000m2。国際試合のできる天然芝のグラウンド2面、地元に開放できる小グラウンド1面、3階建てのクラブハウス(3500m2)、LED使用のナイター設備を整備した。
宿泊施設はないが、高さ17メートルのゴールポストはワールドカップ会場並みで、自慢の一つという。
この日は県、市、ラグビー協会、地元自治会など関係者150人を招いて、クラブハウスを公開。地下50メートルの深さに支柱を57本打ち込んだ地震対策、同社の情報通信技術を駆使した最新鋭のジムシステム、公開練習を見られる屋上や2階のデッキを見て回った。
事務局ではホームタウンの移転に伴い、地域密着型の施設利用を考慮しており、ラグビー教室の開催やサポーターズ倶楽部、地元市民への土日施設開放などを早急に検討するという。
トップチームはすでに8月のリーグ開幕に向け、新グラウンドで練習を開始している。