医療・健康

Dr.竜の「診察ノー卜」第96話:千葉県一丸で子宮頸がんゼロを目指す。9月までに1回接種し、公費で3回完了して子宮頸がんを完全に予防しよう。

 日本では子宮頸がんワクチン接種の積極的推奨を2013年6月に中止したため、この10年で「子宮頸がん」は急増し、年間1万2千人が罹患して2千9百人が死亡した。

竜 崇正
竜 崇正(りゅう・むねまさ) 浦安ふじみクリニック院長 =浦安市富士見2- 18-9=

 問題なのは、30代から40代の若年者に多いという点である。近年は妊娠出産が遅くなり、妊娠を機に子宮頸がんと診断される例も多い。子宝に恵まれながら、がん治療に苦しむ方も多いのである。欧米ではワクチン接種の普及で「子宮頸がん」は稀な疾患になっている。現在、日本では行政や医学会を挙げての「子宮頸がん撲滅対策」が求められている。

 そんな中、千葉県産婦人科医学会、千葉県小児科医学会、千葉県保険医協会が、子宮頸がんゼロを目指して立ち上がった。千葉県知事と協力し、ワクチン接種を推奨し、千葉県内の全ての高校に子宮頸がん予防のポスターを配布するなど、啓蒙活動にも力を入れている。

 現在、中学生になったら子宮頸がんワクチン接種券が送付されてくる。しかし、千葉県では、特に小学6年から高校1年のすべての女生徒と、まだ接種していない17才から27才までの女性に積極的なワクチン接種を呼び掛けている。

 9月までに1回目の接種をすれば、すべて公費で、すなわち0円で3回の接種を完了させることができる。ワクチン接種の推奨が中止になったのは、疼痛などの強い副反応報告のためだ。

 しかし、それらは通常の注射に伴う「接種後有症状」で、重篤な障害ではないと、証明された。接種後に疼痛が出現しても、早期の適切な疼痛対策を行えば問題はない。ワクチン接種で、日本から子宮頸がんを撲滅しよう。

広告画像

関連記事

  1. Dr.竜の診察ノート Dr.竜の「診察ノー卜」第50話: ペットと肺がん
  2. Dr.竜の診察ノート Dr.竜の「診察ノー卜」特別版:新型コロナウィルス 感染の予防を…
  3. Dr.竜の「診察ノー卜」 Dr.竜の「診察ノー卜」第90話:孤独と不眠が老化を早める、十分…
  4. Dr.竜の「診察ノー卜」 Dr.竜の「診察ノー卜」第72話: COVID-19ワクチン、3…
  5. 本紙記者 塩塚 保 のワクチン接種体験記 順調に完了! 本紙記者 塩塚 保 のワクチン接種体験記 順調に完了!
  6. Dr.竜の「診察ノー卜」 Dr.竜の「診察ノー卜」第68話:ワクチンは極めて有効!感染大爆…
  7. 東京ベイ東急ホテル 帰国者の 待機場所へ 東京ベイ東急ホテル 帰国者の 待機場所へ
  8. 目指す体づくりに寄り添う指導を パーソナルトレーニング専用ジム 「スクワットファクトリー」 目指す体づくりに寄り添う指導を パーソナルトレーニング専用ジム …

新着記事

  1. 新浦安駅前広場を文化芸術の発信地に 華やかにイルミネーション点灯式
  2. 年頭のご挨拶 浦安市長 内田悦嗣「未来につながるまちづくりを進めていく」
  3. 年頭のご挨拶 浦安市議会議長 柳 毅一郎 「市民に開かれた市議会を目指して」
  4. オリンピック・パラリンピック等 育成選手指定証授与式
  5. 第2回浦安スポーツチャレンジ2025開催 多くの参加者が爽やかな汗を流す

田中屋海苔店
さくら保育園
浦安ふじみクリニック

江戸前佃煮 株式会社西金
JAFS関東~JAFSの東京事務所がスタート

PAGE TOP