医療・健康

Dr.竜の「診察ノー卜」第95話:1日3~4分の高強度の運動は「がん」を予防する

 健康維持に運動は重要であることは、誰でも知っている。しかし、長時間の運動を継続することは中々ハードルが高い。ただ、毎日の短時間の運動で、健康維持できて、「がんの予防」もできるなら、さらに運動する人が増えると思われる。

竜 崇正
竜 崇正(りゅう・むねまさ) 浦安ふじみクリニック院長 =浦安市富士見2- 18-9=

 そのような研究結果が、オーストラリアのシドニー大学からJAMA Oncology誌オンライン版2023年7月27日号で発表された。対象者は普段運動していない2万2398人で、平均年齢は62歳、男性が45.2%、女性が54.8%である。

 負荷のかかる数分間の運動を、数分ごとに行うように設計指導した。2021年10月までの平均追跡期間6・7年で、2356例(9・5%)のがんが発生した。運動負荷の関係と発がんについて、年齢、性別、教育レベル、喫煙、アルコール摂取、睡眠時間、果物および野菜の摂取、両親のがん既往等で調整して推定した。

 がん発生との関連が認められた運動の最小時間は1日3・4分であった。

 3・4分の強い運動負荷を毎日行うことで、行なわない場合と比較して、全がん発生率は17%減少した。また、1日5分行うと、肺がん、腎臓がん、膀胱がん、胃がんなどの発生率が31%減少した。

 著者らは「運動ができない集団や意欲のない集団」に対しても、系統的に4-5分の運動負荷を継続することが、有望ながん予防法になると結論している。手軽にできる強い運動負荷は、家の中でのスクワットや、速足での数分間の散歩などが思いつく。

 手軽にできる数分間の負荷のかかる運動を、工夫して毎日行い、、皆でがんを予防しよう。

広告画像

関連記事

  1. Dr.竜の診察ノート Dr.竜の「診察ノー卜」第51話: 内臓脂肪を減らす「スマート和…
  2. 新型コロナ対策用マスク提供で感謝状 新型コロナ対策用マスク提供で感謝状
  3. Dr.竜の「診察ノー卜」 Dr.竜の「診察ノー卜」第70話:COVID-19に対する新しい…
  4. Dr.竜の「診察ノー卜」 Dr.竜の「診察ノー卜」第100話:帯状疱疹ワクチン接種で認知症…
  5. 東京ベイ東急ホテル 帰国者の 待機場所へ 東京ベイ東急ホテル 帰国者の 待機場所へ
  6. がんと向き合う講演会と相談会  がんと向き合う講演会と相談会
  7. 順天堂大 増改築 順天堂大、増改築 9階建3号館 29年夏開院
  8. 複合福祉施設「東野パティオ」がオープン 複合福祉施設「東野パティオ」がオープン

新着記事

  1. 「市民の新聞 うらやす情報」4月10日号休刊のお知らせ
  2. 新浦安駅前広場を文化芸術の発信地に 華やかにイルミネーション点灯式
  3. 年頭のご挨拶 浦安市長 内田悦嗣「未来につながるまちづくりを進めていく」
  4. 年頭のご挨拶 浦安市議会議長 柳 毅一郎 「市民に開かれた市議会を目指して」
  5. オリンピック・パラリンピック等 育成選手指定証授与式

田中屋海苔店
さくら保育園
浦安ふじみクリニック

江戸前佃煮 株式会社西金
JAFS関東~JAFSの東京事務所がスタート

PAGE TOP