新型コロナウイルスワクチンの接種開始に備え、2月17日夜、日の出公民館で、接種実務を検証する市の実施訓練が市医師会なども参加して行われた。浦安では接種会場を市民が訪れる集団接種方式を想定。この日の訓練では目標の半数以下の接種しか行えず、多くの改善点があることが分かった。
接種会場は、日の出公民館のほか、中央公民館、富岡公民館、文化会館の4会場を予定している。計画では4会場に計9つの接種レーンを設置して、週5日の接種を行う。
1レーン、1時間当たり45人の接種が目標とされ、日の出公民館の訓練では2階体育館に2レーンを設置し、午後6時10分から、「受け付け~模擬接種~退場」を行って目標が可能かを調べた。
接種希望の44人の市民役を市職員が務め、1レーン22人に分かれて、30分間の訓練を行ったが17人の接種にとどまった。
接種券の確認、予診票への健康状態記入、医師による問診、模擬接種、接種済証交付、2回目接種の予約のほか、副反応を確認した。
実際の接種会場には、事務手続きに不慣れな人やお年寄りが訪れることを考慮し、体調不良を訴えて接種ができない人役を準備するなど「現実に近い集団接種会場」を再現。また副反応での救急搬送訓練も行った。