境川河口部の水門整備について
「総合的な治水対策が必要」
市内で唯一、元町・中町・新町を貫流する境川は、市のシンボル的河川として多くの皆様に親しまれています。境川の河口部は、県企業庁による埋立事業で造成された地域となっており、昭和40~50年代に、境川の東水門より河口側の地域は埋立てられました。開発当初、自然流下により雨水排水されていましたが、地盤沈下により排水機能が低下しております。護岸の高さが当初のままであれば自然流下して勾配的に問題ありませんが、1m近く沈んでおり、逆勾配となっていて流れ、強雨の際には各所で道路冠水が発生している状況です。高潮対策は県、内水氾濫は市と言われておりますが、内水排除の問題に留まらず、津波や高潮、副振動なども含めた問題として総合的な治水対策が必要であり、県議会質問でも重要な課題として取り上げました。
「想定外の災害に備える」
8月には熊谷知事による現地視察に同行し現調致しました。これまでにも、浦安市から千葉県へは、水門を設置し水位を低下させることで排水問題は解決でき、同時に高潮対策にも有効という協議を重ねております。私も昨今のゲリラ豪雨の増加や、台風災害の甚大化等、想定外の災害が起こる状況を考えても、早急に冠水の根本的な解決に取り組む必要があると考えます。千葉県としては、河口から東水門まで高潮に対応した高さで護岸を整備し、安全を確保していますが、水門整備は今後も浦安市とも議論していく課題の一つと見解を示しております。千葉県が主体となり水門整備に取り組むよう今後も推進します。
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(プロフィール)
衆議院議員秘書を経て浦安市議会議員3期12年。
浦安ライオンズクラブ。防災士。。市川浦安地域獣医師会顧問。浦安市華道協会。
平成31年4月の千葉県議会議員選挙にて当選、現在2期目。