すべての人に優しい 千葉県の実現(25)
女性の視点からみた防災
先日、自民党女性局の政策オンラインミーティングに参加し、防災がテーマとなりました。なぜ防災復興に女性の視点が必要かという内容のものです。学校教育や防災の在り方、液体ミルク備蓄状況について等、女性ならではの視点から数多くの意見交換が行われ、東日本大震災においても、大きく3点の教訓があげられ課題となりました。1つ目、防災復興の政策方針を決める過程に女性が参画していない、2つ目、災害対応において男女のニーズの違い等に配慮がない、3点目、災害が起きてから急に男女共同参画の視点で対応しようとしてもできないということです。第5次男女共同参画基本計画では、2025年までに、地方防災会議の女性委員の割合を3割にすることを目標としています。全国都道府県防災会議の委員に占める女性の割合は、昨年12月時点で16.1%、千葉県の女性委員は今年2月時点で17%です。地方防災会議における女性委員の割合が少ないと、被災者への物資提供や避難所運営に女性の視点が欠如し、女性や子どもが困難に直面すると言われております。現在策定中の第5次千葉県男女共同参画計画では、市町村の避難所運営への支援として、女性の視点を踏まえた避難所チェックシートの活用やDV・性被害防止ポスターの掲示を促進すること、また、被害に関する相談体制を整えることなど、その役割について具体的に盛り込むことが進められております。もしもの際の避難所では良好な生活環境が確保されるよう、女性の視点を踏まえた防災対策を推進していきます。
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(プロフィール)
衆議院議員秘書を経て浦安市議会議員3期12年。
浦安ライオンズクラブ。防災士。。市川浦安地域獣医師会顧問。浦安市華道協会。
平成31年4月の千葉県議会議員選挙にて当選、現在2期目。