すべての人に優しい 千葉県の実現(24)
性暴力を許さない
千葉県の刑法犯認知件数は、平成14年をピークに17年減少しているものの、令和元年では全国ワースト5位の、41793件となっております。千葉県では、性犯罪性暴力被害者への総合的な支援をおこなうため、ワンストップ支援センターとして【千葉性暴力被害支援センターちさと】【千葉犯罪被害者支援センター】があります。千葉性暴力被害支援センターちさとでの相談等件数は、平成27年48件に対し令和元年5634件となり大幅な増加、千葉犯罪被害者支援センターでの相談等件数は、平成27年度1590件に対し令和元年度2011件と増加傾向にあります。内閣府にて3年ごとに男女5000名を抽出し、性被害を受けたことがあるかアンケート調査を行っており、Yesと答えた方は5%程度ですが、その6割ほどは相談できておらず、県警の統計よりもはるかに多い被害者がいるものと考えていると、本年1月にちさとへ訪問した際に伺いました。被害にあったことを誰にも打ち明けられずにいる方も多いと推察します。これらを受け被害者に寄り添う対応を、さらに強化するために【千葉県犯罪被害者等支援条例】を、令和3年2月の定例県議会において、自民党議員提案により制定しました。この条例が出来たことにより、県の責務や県民、事業者及び民間支援団体の役割が明らかになります。さらに、犯罪被害者等支援の基本となる事項を定めることにより、被害の早期回復・軽減・生活再建の支援が加速し、安心して暮らせる地域社会となることを目指します。
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(プロフィール)
衆議院議員秘書を経て浦安市議会議員3期12年。
浦安ライオンズクラブ。防災士。。市川浦安地域獣医師会顧問。浦安市華道協会。
平成31年4月の千葉県議会議員選挙にて当選、現在2期目。