陸上競技場が「ブリオベッカ浦安競技場」となって、初めてのホームゲームで、KSL(関東サッカーリーグ)1部後期第3節・ブリオベッカ浦安対Criacao Shinjukuの試合が8月16日に行われた。新型コロナウイルスの影響で、引き続き無観客試合となった。
スターティングメンバーは、GK:南 翔太、DF:笠松亮太、吉田武史、山崎紘吉、長田 健、MF:富塚隼、橋本龍馬、村田翔、小島樹、幡野貴紀、FW:田宮諒。前節で怪我をした篠田に代わり、長田がディフェンスを担った。
一方、Criacao Shinjukuは昨年浦和レッズでプレイしていたGKの岩舘直が、再三にわたる好セーブで、浦安の素早い攻撃を防いだ。浦安は何度もゴール前でチャンスを作り、絶好調の小島が3試合連続のゴールを決めて、これが本試合唯一の得点となった。
試合は、立ち上がりから中盤でボールを奪い合う激しい攻防となった。前半からチャンスを作って攻めるものの、相手は左サイドから素早い攻撃に切り替える。浦安は意識の高い守備でこれを跳ね返し、正確なフィードで中盤につなぐ。
前半だけで5本のコーナーキック、7本のフリーキックを得た浦安は全て村田が蹴るが、相手GKの岩舘が阻止。しかし、前半10分に右サイドを突破した富塚のクロスに相手DFがボールに触りきれず、飛び込んだ小島がゴール左すみに蹴り込んで先制した。
後半は、主に若手を投入し、フレッシュな選手でスピードを維持。しかし、後半は相手チームの攻撃する時間が多くなり、ほとんど自陣で守備に。
明らかに劣勢となる中、後半36分にはクリアボールを奪い合ったMF齋藤がドリブルで一人旅かと思われたが、相手DFが後ろからタックルで倒されてしまう。相手DFは一発レッドカードで退場。相手10名となっても、まだ守備の時間が続いたものの、耐え切って1─0で勝利となった。
都並監督は「後半、さまざまなバリエーションで攻められたが、なんとか守備の力で跳ね返した。守備だけでは勝利は難しいので攻守のバランスのある戦い方に修正していきたい」と語った。
ゴールを決めた小島選手は「チャンスは何度もあったのでもう少し得点を重ねたかった。今日の『MOM(マンオブザマッチ)』をいただいたが、無失点で抑えてくれたみんなのおかげ」とコメントした。現時点で、小島選手はKSL1部の最多得点に並んでいる。
8月30日は、KSL1部後期第4節となる栃木シティフットボールクラブとの試合で2対2のドローとなったが、勝ち点1を獲得した。