すべての人に優しい 千葉県の実現(3)
宮坂奈緒 議員
民生委員・ 児童委員の必要性
民生委員は地域において住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い社会福祉の増進に努める方々であり、児童委員も兼ねています。日頃より地域の身近な相談役として活動していただいていますが、有事の際には災害時要援護者名簿に登録されている方への支援など、地域になくてはならない存在です。民生委員の重要性が増す一方、負担の増加や成り手不足の問題など、民生委員を取り巻く状況にも変化が起きています。
定数の増員
令和元年6月定例県議会議案の中、民生委員の定数を定める議案が上程され、健康福祉常 任委員会で経緯や必要性について質疑しました。世帯数の増えた地区や、各市町村からの要望を受けて、民生委員の千葉県定数を113人増員し、6276人から6389人に変更する内容です。浦安市の場合122名定数のところ、7名増員で129名体制になるわけですが、現在5名の欠員が生じており、民生委員が不在の地域もあります。
負担軽減に向けて
浦安市の民生委員の平均年齢は67.2歳。全国的な成り手不足の解消や負担軽減に、平成28年から民生委員の定年を75歳から78歳に引き上げたり、負担軽減と新たな地域福祉の担い手の掘りおこしを目的として、民生委員の活動を補佐する民生委員協力員制度がスタートしている自治体もあります。地域なくてはならない民生委員活動に対して、やりがいを感じていただけるよう、引き続き負担軽減に向け取り組んでまいります。
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(プロフィール)
衆議院議員秘書を経て浦安市議会議員3期12年。
自由民主党千葉県支部連合会女性局次長。
浦安ライオンズクラブ、浦安市華道協会。
平成31年4月の千葉県議会議員選挙にて当選、現在1期目。