すべての人に優しい 千葉県の実現(28)
「ふるさと納税」
皆様のふるさと納税は年々増加しており、これにより個人県民税から控除された金額は、平成28年の約21億5000万円から、令和2年度は約70億1000万円となっています。それに対し、千葉県への寄付金は、災害時の特殊な要因のあった年を除いて、近年は年間約50万円から200万円程度の受け入れとなっており、控除された金額に比べ寄付額が大変少なくなっております。
これまで千葉県は、寄附金制度の本来の趣旨を尊重し、返礼品に頼らない制度の運用を行ってまいりました。減収分の75%は交付税で補てんされることになっているので、令和2年でいうと約18億近くの減収となり、その減収分があれば行政サービス向上や教育・福祉費などにも充当することができるのではないかと、以前より訴えてまいりました。ふるさとを応援したい、ふるさとのために何かしたいという想いを寄附金で実現していく地方創生の考え方からすれば、千葉県をふるさととして応援したいと思って頂けるような、魅力ある自治体にしていくことが必要です。新知事となり、初の予算委員会が先日開かれ質疑に立ちました。その中では、地方創生にふるさと納税制度を活用することを国が奨励していることや、ふるさと納税制度が定着し、令和元年度の全国でも寄附金総額が約4千8百億円まで拡大していることから、千葉県の返礼品を含む、ふるさと納税のあり方について検討することとなりました。ふるさと納税を健全に発展させ、使途に注目した制度の活用を推進してまいります。
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(プロフィール)
衆議院議員秘書を経て浦安市議会議員3期12年。
浦安ライオンズクラブ。防災士。。市川浦安地域獣医師会顧問。浦安市華道協会。
平成31年4月の千葉県議会議員選挙にて当選、現在2期目。