文化

日本国の未来は(50) 浦安歴史物語 東葛飾郡浦安町 当代島編 富士屋商事社長 志田健司

 東西線が、なぜ計画から意外と早めに完成したのか。東西線の下は、ほとんどが5メートルほどの小川(せき)と言われていた場所の上に、建設されているからです。

富士屋商事社長 志田健司
富士屋商事社長 志田健司

 だから線路の両サイドを、少し買収する程度で済んだので、比較的スムーズに完成したと認識しております。

 当然、周りは畑や田んぼがほとんどで、駅がぽつんと建っていました。私が高校に通い始めた春に開通しました。

 その頃、当代島柳町付近には飲み屋などがありました。仕事が終わった夜などに、手の空いた男たちが多くが集まっては、飲んだりしていました。いまの東京の新宿や新橋のような場所でした。現在も数軒、飲み屋さんが点在しています。

 旧江戸川には秋になると、ハゼ釣りで大変賑わいました。堤防は今よりかなり低く、浦安橋も当然低かったです。川が干上がった際、道具を持ってゴカイを取りに行った事を覚えています。

 何でゴカイかというと、それを釣り道具屋さんに売りに行き、小遣いにしたのです。ハゼのほかにも手長エビが採れました。ウナギも釣れました。ポポと言う細長い仕掛けで採っていました。

 今では考えられませんが、浦安橋が低いので若者が欄干から飛び降りて、泳いでいるのを見ました。ギャラリーが多いときには拍手や歓声が起きて、橋の天井の部分まで上がるという、エキサイトした人もいたほどです。

 子供ながらに、怖さと危険を感じながら見ていたことを思い出します。

 浦安の海の話になりますが、6~7月にはワタリガニが採れました。ワタリガニは、手を伸ばすとハサミで威嚇します。そのため、軍手を二重にして、はさまれたところをそっと引っ張り、捕獲したことを覚えています。

 私にとっては懐かしい思い出の数々です。

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