市のゆるキャラNo1 を決める初の「ゆるキャラ総選挙」
浦安市のゆるキャラナンバーワンを決める初の「ゆるキャラ総選挙」で、郷土博物館のキャラクター『あっさり君』が当選した。2002年の誕生以来、漁師町の歴史を伝える仕事を続け、その実績が評価されての勝利だが、浦安のグルメとして人気抜群の焼あさりも後押ししたようだ。
船橋市の非公認ながら『ふなっしー』、千葉県は『チーバくん』、熊本県には『くまモン』など人気のゆるキャラで、ご当地の知名度は抜群だ。あっさり君も「浦安の顔」として、今後2年間、市の魅力を内外に発信する。
立候補していたのは『あっさり君』のほか、買い物姿の『うっぴー』、ごみ削減を訴える『クルンちゃん』など8キャラ。『うっぴー』の商店会連合会、『クルンちゃん』の市ごみゼロ課など、どの候補も強力な出身母体をバックに、激しい選挙戦を展開した。
地元でも人気の焼あさりが後押
10月上旬に小中学生による期日前投票、10月20日の市役所周辺が会場の第21回市民まつりの初日には、来場者による一般投票が行われ、21日の市民まつり最終日に開票結果が発表された。投票総数13535票で、『あっさり君』は3894票を獲得した。
ステージに候補が並ぶ中、結果が発表されると、『あっさり君』は両手を挙げ、ジャンプして当選の喜びを全身で表した。市民からは「おめでとう」の声と大きな拍手があがった。
選挙には「遺恨」はつきものだが、浦安愛に燃える8候補にそんな心配は無用だ。内田悦嗣市長の「浦安のために頑張って」の呼びかけに8キャラはうなずき、協力を約束した。