浦安市元町地区の土地区画整理事業が相次いで動き出す。猫実の浦安駅周辺と猫実A地区だ。都市景観面や防災面からも完成が待たれる。
東西線浦安駅周辺土地区画整理事業(浦安市猫実4丁目の一部、0.22ヘクタール)が動き出した。3月30日、土地区画整理法に基づき、県知事から事業の施行が認可された。これを受け市は平成33年3月3日までの施行期間に、「個人同意施行」に応じた地権者7人と移転補償などの契約を行い、今年度から事業に着手する。
市街地開発課によると、今回認可されたのは市立浦安小から県道「やなぎ通り」に向かう市道約80メートル区間(幅員4メートル)と、その東側部分と市営駐輪場。
計画によると、やなぎ通りをはさんで北側のりそな銀行と市包括支援センターの間の市道と南側の浦安小から延びる市道が “食い違い” になっている交差点を解消させる。
新しい市道は幅員4メートル、左右に自転車通行帯各1メートルを設けた上、東側に歩道2.5メートルを設置する計画。浦安駅周辺土地区画整理事業の第一段階としてスタートする。
この結果、今回の事業の隣接地に市が取得した民間ビル跡地を中心とした「バスターミナル構想」はいったん白紙に戻った形だ。