来年1月から開幕する「ジャパンラグビーリーグワン」を前に、「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(以下、アークス)」は11月28日、クリタウォーターガッシュ昭島とのプレシーズン練習試合を行い、78対7で圧勝した。
会場は東京・夢の島陸上競技場。アークスのホストゲームとしては今季初の観客試合となった。
先制トライは前半6分。アークスは力強いプッシュで強制ペナルティーキックを奪うと、湯本睦が持ち出して羽野一志が右隅にフィニッシュ。幸先良く5点を先取した。
さらに安田卓平が敵陣でボールを受け取ると、次々と相手方を振り切り2トライ目を奪った。その後も、さらにアークス得意のスクラムトライがさく裂し、29 対0と引き離し前半を折り返した。
後半は、ギアを上げて猛攻。クラブキャプテンの金正奎がこの日自身の2点目となるトライを決めた。リードが48点となった18分は、アナル・ランギが豪快なトライを決めて点差を広げた。その後も波状攻撃でトライを決めて観客席から拍手が湧き起こった。
アークスの勢いは止まらず、30分には連続してボールをねじ込み、スコアは78対0に。ロスタイムで相手にトライを許したが78対7で試合を終えた。
完封は逃したものの、80分間の試合で常に相手を圧倒したアークス。最優秀選手には、高速アタックをけん引した湯本睦が受賞した。
プレシーズン試合は前半戦が終了し、残り5試合となった。1月からの本試合に備えて、さらなるレベルアップを期待したい。