復興・防災

災害時にも個室空間を 市が簡易間仕切り供給協定

 市とNPO法人「ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク」(VAN)は2月15日午後1時半から市長公室で「簡易間仕切りシステム等の供給に関する協定」の締結式を行った。

 VANの代表理事を務める坂茂(ばん・しげる)さんは世界的に活躍する建築家。1995年の阪神・淡路大震災の後、建築面から被災地を支援しようとVANを設立した。

 坂さんは避難所でのプライバシー確保のため「簡易間仕切りシステム」を考案。紙管を組み合わせた枠組みに布をかけるだけで、縦横高さ各2㍍の個室空間を作ることができる。

 さらに、その中に置く「ハニカム簡易ベッド」は紙ボードを組み合わせて、わずか30秒で完成する。

 東日本大震災では2000ユニットを設置するなど、国内外の14 回の災害時に、避難所で活用されてきた。

 今回の協定により、浦安市で災害が起こった時、市の要請により、これらのシステムが供給されることになる。 費用は間仕切り1式1万1000円、ベッド1台5000円、セットで1万5000円。

 全国で多くの自治体がVANと同様の協定を結んでおり、県内では船橋市、市川市に次いで3番目となる。

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