浦安市堀江の日蓮宗正福寺(しょうふくじ)で11月12日、日蓮聖人をしのぶ宗教行事のお会式(えしき)が行われた。境内特別企画として被災地復興支援に向けた物品販売や坊主喫茶、地元のフィッシュロックバンド漁港のライブなどが行われた。
多くの市民が集まって境内はにぎわい、内田悦嗣市長も駆けつけた。
多彩な企画は東日本大震災をきっかけに始まったという。被災地の物品販売や募金活動なども展開。東北地方や液状化による被害を受けた浦安市などの復興支援につなげていった。
今回はJA福島などが米などを販売した。担当者は「福島の物品を買っていただき、ありがたい」と話していた。
フィッシュロックバンド漁港のライブが行われた。ボーカルの森田釣竿(つりざお)さんは地元で鮮魚店を営みながら音楽活動を続け、日本の魚食文化推進を目指している。森田さんは自転車に乗って登場。マイクを握って熱唱した。森田さんは「ご先祖さまは、魚を食べて命をつないできた」と魚食文化の継承を訴えていた。
その後、秋の夜を彩る万灯(まんどう)練供養(ねりくよう)が境内を出発。纏(まとい)を振りながら、地元を練り歩いた。