「聴覚過敏」「イヤーマフ」をご存じですか?
こんにちは、毎田潤子です。
「聴覚過敏」とは、耳の感覚が通常よりも過敏なために一般の人が感じるよりもはるかに音が大きく聞こえてしまったり、通常であれば意識しないと聞き取れないような雑音や話し声なども過剰に感じ取ってしまう症状のことです。多くの人にとっては気にならないような日常の音が、耐えられないほど大きく感じられ、イライラして怒りっぽくなったり、疲れて寝込んでしまうこともあります。
そのような聴覚過敏の方々の辛さを軽減するため、「イヤーマフ」という機器が普及し始めています。
聞こえる音を制御することで、聴覚過敏の人の生活の質を向上させる可能性を秘めたこの「イヤーマフ」は、見た目はカラフルなヘッドホンのような形をしていますが、音楽が聞ける訳ではありません。音の軽減効果のほかにも、障害のある子の中には、付けているだけで安心し気持ちが落ち着く子もいます。
そして令和2年度より、この「イヤーマフ」が浦安市の日常用具給付対象になりました。
ただ「イヤーマフ」はまだまだ認知度が低く、「食事中なのに音楽を聞いていて行儀が悪いと思われる」など、その形状からヘッドホンと勘違いされてしまうこともあるのが現状です。
そのような誤解を減らすために、聴覚過敏を知らせるシンボルマークも普及し始めています(下の図参照)。
聴覚過敏の人にとって「イヤーマフ」は視力が低い人がメガネをかけるのと同じこと。生きやすくなるために使っている日常用具のひとつであることを皆さんに知っていただけたらと思います。
プロフィール
高洲1丁目在住。
教育民生常任委員長・議会だより編集委員長
・浦安市少年野球連盟会長・浦安市ソフトボール協会相談役。
現在は明治大学公共政策大学院在学中
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(毎田潤子ブログ) 〈まいだじゅんこ日記〉http://ameblo.jp/mai-junjun/