浦安市民が待ち望む浦安三社例大祭が6月14~16日に開催される。例大祭は通常4年に一度だが、前回はコロナ禍で執行することができず、8年ぶりの開催となる。
昨年2月に清瀧神社、豊受神社、稲荷神社の氏子総代長が集まり、令和6年に開催することを決定した。
6月14日(金)に各神社で宵宮(御霊入れ)が行われる。そして15日(土)と16日(日)に神輿渡御が行われる。
例大祭には宮神輿や町会の神輿、山車などが繰り出す。「マエダ マエダ」という独特の掛け声とともに元町地域を練り歩く。
明治22年、堀江村、猫実村、当代島村の3村が合併し、浦安村が誕生した。各村にはそれぞれ、清瀧神社、豊受神社、稲荷神社があり、これが浦安の祭の基盤となった。
昭和の一時期、中断したが、昭和49年に復活。浦安っ子は例大祭を心待ちにしている。
清瀧神社、豊受神社、稲荷神社の宮司を務める黒川彰吾宮司は「宮司に就任して初めての例大祭です。しっかりと浦安の祭りの伝統を継続し、今回の祭りがとてもよかったという評価を得たいと願っています」と笑顔で語った。
また、清瀧神社の氏子総代長、田口和康さんは「やるからにはやる。みんな、祭りを楽しみにしている。浦安の伝統を守っていきたい。がんばります」と意気込む。
豊受神社の氏子総代長、山﨑常雄さんは「伝統の浦安の祭りを市民が身をもって体験し、後世につなげていきたい。思いっきり、神輿を担ぎましょう。祭りを支える若衆の力はすごい。浦安の活力です」と語る。
稲荷神社の氏子総代長、尾頭博行さんは「祭りの1か月ほど前から、お神酒所ができて、だんだん盛り上がっていく。私は20 代から40代まで神輿を担ぎました。祭りの中に溶け込み、陶酔していく。新町(新浦安)の市民も参加してください」と呼びかけている。