医療・健康

うらやすの人(63) 浦安市歯科医師会会長 飯田哲也 院長 (55) 歯治療イメージを払拭するため”笑顔”で対応

障害を持つ子どもたちの治療に取り組みたい

 漁師町だった浦安の風情を色濃く残す境川の川岸で、飯田歯科医院(浦安市猫実)は開業している。

 飯田院長はいつもにこやかに患者と接する。

 「歯の治療は『こわい』『痛い』というイメージがあります。そんな印象を払拭するため、患者さんとは笑顔で話すよう心がけています」

 今年、浦安市歯科医師会会長に就任した。

 「研修などを進め、歯の治療の質を向上させていきたい。障害を持つ子どもたちの治療に取り組みたい」と意気込む。

 来年1月に開設される、浦安市障がい者等歯科診療所の整備を進めている。また、高齢化社会を迎え、通院できない患者のために、訪問治療の必要性を説く。

 飯田歯科医院の二代目だ。幼いころから、歯科医の父親らに「歯科医になれ」と言われて育った。思春期になって、「あとを継ごう」と決意したという。

 飯田院長は異色の歯科医だ。トライアスロン(水泳、自転車、ランニング)の選手で大会に出場している。

 「元々はダイエットを目的に走り始めたんです。知り合いからトライアスロンの話を聞き、おもしろそうだと思い、始めました」

 ほぼ毎日、旧江戸川沿いを走る。休日は自転車で疾走。大会が近づくと、プールで泳ぐ。80キロ以上あった体重は60キロ台に落ちた。身体が引き締まり、疲れなくなったという。

 また、祭りのお囃子で笛を吹く。

 「お祭りが好きなんです。お囃子が楽しそうと思って始めました」

 地元・丸音会でけいこを続け、各地の祭りに出かける。最高の舞台が浦安三社祭だ。4年に1度の祭りを楽しみにしていたが、コロナ禍で中止となった。

 「さびしい。ちょっと、つらかった。コロナが落ち着くまでしかたがない。(コロナ禍が終息して)また、みんなが集まって、わいわい、楽しく、お祭りができたら」と、その日を心待ちにしている。

 浦安生まれの浦安育ち。東京歯科大学卒業。歯学博士。

 好物は肉と野菜。筒井康隆の作品を愛読。歴史上、好きな人物は坂本龍馬。「新しいことに挑戦し、いろんな人物を結びつけた」。大切にしている言葉は「一期一会」

広告画像

関連記事

  1. おはよう体操で心身をリフレッシュ 週4回、市運動公園で開催 おはよう体操で心身をリフレッシュ 週4回、市運動公園で開催
  2. うらやすの人(60) 中野恒明さん (69) オール浦安で境川を上流から河口まできれいに うらやすの人(60) 中野恒明さん (69) オール浦安で境川…
  3. 消防長感謝状贈呈式 傷病者に救命処置の大熊さん、加藤さん 消防長感謝状贈呈式 傷病者に救命処置の大熊さん、加藤さん
  4. Uセンターそろばん教室盛況 Uセンターそろばん教室盛況 91歳講師が“現役„
  5. 初の境川クリーンアップ 15団体が協力 境川であそぼう実行委員会 初の境川クリーンアップ 15団体が協力 境川であそぼう実行委員会…
  6. 働くチャンス増大 登録者減 シルバー人材センター 働くチャンス増大 登録者減 シルバー人材センター
  7. うらやすの人(25): 全国中学生人権作文 コンテストで法務大臣賞 小林 想 さん うらやすの人(25): 全国中学生人権作文 コンテストで法務大臣…
  8. ウルフ・アロンさん パリ五輪への意気込みを語る ウルフ・アロンさん パリ五輪への意気込みを語る

新着記事

  1. 浦安リトルシニアリーグ 日本選手権大会第3位 快挙を市長報告
  2. 浦安バル街 10月21,22日開催 千葉県最大級の食べ歩きイベント
  3. 陸上100mで全国1位 岡嶋莉子選手が市長報告
  4. うらやすの人 在宅医療・山田智子院長「患者の心に寄り添う」
  5. ウクライナから避難してきたイリーナさんが外国法事務弁護士に

有限会社メディケアネット
田中屋海苔店

江戸前佃煮 株式会社西金
希望のハーモニー:瀬田敦子と若き才能が奏でる50年の感謝と未来への祈り ~能登とアジアの子どもたちのために~

PAGE TOP