東京パラリンピック、車いすラグビーで、日本代表は2大会連続の銅メダルを獲得した。浦安市在住の池崎大輔選手(43)は、チームのエースとして活躍した。
日本は予選でフランス、デンマーク、そして強豪オーストラリアと対戦し、全勝した。8月28日の準決勝の相手は、世界ランク4位のイギリス。池崎とキャプテンの池透暢は息の合ったプレーで得点を重ねた。しかし、イギリスもエースのジム・ロバーツを中心にスピードのある試合展開を見せ、第2ピリオドでは23対25と2点リードされた。第3ピリオド中盤で、日本はミスパスなどが重なり、リズムを崩す。第4ピリオドで、池崎はフル出場。19歳の橋本勝也へのパスで得点を重ね、自らもトライを続けたが、49対55で敗戦。池崎は涙をあふれさせ天を仰いだ。
翌8月29日、日本は気持ちを切り替え、3位決定戦に臨んだ。相手は、予選で勝利しているオーストラリア。日本は第1ピリオドから終始リード。第3ピリオドでは、池崎をはじめ、障害が軽い池たちが交代でコートに入り、得点を重ねた。第4ピリオドでは、池崎が相手からボールを奪うスチールを何度も決める活躍。60対54で勝ち、銅メダルを獲得した。
池崎は、市総合公園でトレーニングをすることも。「車いすラグビーの競技人口を増やしたい」と語る。