新型コロナ感染拡大防止のため、2月29日から臨時休園していた舞浜の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが7月1日、約4カ月ぶりに営業を再開した。
ゲスト(入園者)、キャスト(スタッフ)をはじめ、パークにかかわるすべての人の健康管理強化が「コロナ後」の運営方針だ。過密を避けるため、入園者は当面、通常の半分以下になっている。
再開初日の1日朝、ゲストはスタッフの検温を受け、ゲート前に約1.5メートルの間隔で並んで、開園を待った。
午前8時、運営会社オリエンタルランドの加賀見俊夫会長の「開園宣言」アナウンスが流れると大きな拍手が上がり、ゲートが開いて、ファンは「夢の国」に足を踏み入れた。
待ちに待ったミッキーマウス、ミニーマウスとの再会だが、ダンサーやキャラクターが地上で踊る、大規模なパレードは休止。人気者たちとの触れ合い復活は先送りされた。また、一部のアトラクションは再開されず、再開したアトラクションも座席を一列ずつ空けるなど、一度に乗れる人数が制限されていた。
ゲストの歓声も飛沫感染防止のために控えめで、しかもマスク越し。思い切り声を出せる、かつてのパークに戻るのは、まだ少し先になりそうだ。