浦安市は、マイナンバーカード交付事務費の国への令和元年度分の補助金申請で、提出書類の記載ミスがあり、約1200万円が受け取れなかったことを5月8日に明らかにした。
事務を担当した市民経済部の35歳の男性主任主事と、監督者の部長など同部の5人の計6人を減給10分の1、1カ月の懲戒処分にしたことも併せて発表した。また、市長と副市長も給与を1カ月間10%減額することとし、そのための議案を6月議会に提案する。
主事は4月2日に、申請書類を、県を通じて国に提出したが、この際、令和元年度の市内マイナンバーカード交付者数を、1年間の6359人ではなく、3月分だけの979人と申請書類に記載した。
このため、1575万1千円の補助金が受け取れるはずだったのが、366万円しか交付されなかった。4月7日に気づき、修正を申し入れたが認められなかった。
内田悦嗣市長は「市民の皆様の信頼を損なうもので、心からお詫び申し上げます。今後は組織的なチェック体制の徹底を図り、再発防止と信頼回復に全力を挙げて取り組む」とコメントしている。