30年後を見据え、魅力的な海辺創出
浦安を大好きな市民グループ「NEXT30」が主催する海辺のカフェが10月20日、東京湾を望む総合公園の境川河口周辺で開催された。秋晴れの休日、多くの市民が訪れた。市民グループは30年後を見据え、魅力的な海辺創出を目指す。
NEXT30は30代〜70代の約20人が、親しみやすい海辺の整備を目指して活動を続けている。
目標は (1)東京湾(三番瀬、日の出、明海、高洲)に人工のビーチをつくる (2)観光魚市場や海が見えるレストランを整備する (3)東京湾に桟橋を設置する ―の三本柱だ。
活動の一環として「市民が海風を感じられる楽しいイベントを開きたい」と、海辺のカフェを企画した。今春から月1回程度、開催しており、今回は第6回目になる。
浦安には砂浜がないので、白砂約2トンをトラックで運び込み、会場に小さな砂浜を設けた。子供たちは砂遊びを楽しんでいた。また、キッチンカーが登場。市民はゆったりした椅子に座り、おいしい料理や冷たいビールなどを味わっていた。
多彩なイベントも催された。海辺でシャボン玉飛ばしが行われ、子供たちが歓声を上げていた。また、和太鼓の演奏が行われ、勇壮な太鼓の音が海に響き渡った。バリ島の伝統楽器、ガムランの演奏と優雅なバリ舞踊も披露された。ゆったりと体を動かすヨガは「とても気持ちいい」と好評だった。
イベント終了後、子供たちが手伝って砂浜を片付けた。また、会場の撤収作業も市民の力で行った。
NEXT30のメンバーは「子供たちが成長していく30年後を見据えた目標に向かって今、やれることを一歩、一歩、進めていく。浦安市などに提案して協働事業として取り組んでいきたい。市民の力で夢を現実にしていく」と意欲を示している。
今年の海辺のカフェは今回で終了し、来春、再開する計画という。