社会貢献事業の一環として、道路や河川の清掃作業などに取り組んでいる浦安建設業協力会(駒田浩治代表)が4月21日、浦安インターチェンジ(IC)周辺のゴミの一斉清掃を実施した。
IC周辺は食品容器の入ったビニール袋、ペットボトルや空き缶などポイ捨てされたゴミが常に散乱。片づけてもすぐ元に戻る状態が続いている。
浦安市は東京に隣接し、いわば日本の玄関口。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、「訪れた人に悪い印象を持たれないように常にきれいにしておこう」と、協力会が取り組んだ。
作業は加盟40事業所などから50人が参加。内田市長も作業着姿で加わり、4班に分かれて海楽、美浜地区の国道357号線のIC出入口で、散らばっているごみ類を拾い集めた。
約1時間で燃やせるごみ190キロ、燃やせないゴミ280キロにのぼり、参加者を驚かせた。
ポイ捨ては浦安市民というよりも、訪れる他県市のドライバーたちが大半とみられるが、ICを管理している国、県もモラルの奨励以外に打つ手がなく、頭を痛めているのが実情。
建設業協力会は、東日本大震災の応急復旧活動に総力を挙げて取り組んだ実績を持つ。ボランティアの美化運動は今後も続けていくことにしているという。