浦安観光コンベンション協会(桑田幸一会長)の2020年度・第11期臨時総会が3月24日午後3時から浦安商工会議所大会議室で開かれた。
日本政府観光局によると、コロナ禍により2020年度の訪日外国人旅行者は、前年比87.1%減の411万6000人で、1964年以降、最少となっている。
浦安市内でも東京ディズニーランド・ディズニーシーの休園や入園制限により、同施設はもとよりホテルなど観光業界はこれまで経験したことのない大きな打撃、損失を受けている。
2021年度活動方針は、引き続き感染予防対策が講じられる中、感染状況や国、千葉県が行う観光振興施策、事業と共に「WITHコロナ、AFTERコロナ」を踏まえて観光事業の推進が図れるように、また、「街を市民を明るくしたい」を念頭に各種事業に取り組んでいくこと。
具体的には、「浦安の魅力発信事業」では、乗合屋形船に対する支援、観光PR動画を市内外のさまざまな場所で、機会を捉えて活用していくほか、イルミネーションやイベントマルシェなどを活用してにぎわいの創出に取り組む。
「受入環境整備事業」においては、アフターコロナを見据え、新浦安駅前のマーレに多言語翻訳機を設置して、今後のインバウンド対応に向けて運用を行う。
「教育旅行誘致事業」では、市内各ホテルが参画する浦安教育旅行誘致協議会を中心に、積極的な誘致活動を展開する。
「コンベンション誘致事業」については、ちば国際コンベンションビューローなどと連携を図りながら、国際級ホテルの立地優位性を引き続きPRし、国際会議の誘致に取り組んでいく。
「自主事業」では、ふるさと納税をした人に贈られる電子感謝券発行を通じ、観光振興に結びつくよう、効果的なPR活動に取り組んでいく。
さらに、オリンピックやパラリンピック、浦安三社祭りの動向を踏まえ、関係者・関係団体と連携を図りながら、事業推進に取り組んでいくことなどが合議された。