重度障害者の「親亡き後」課題解決のために
みなさんこんにちは、毎田潤子です。
障害者とその家族にとって「親亡き後」の問題は、人生最大の課題であるといっても過言ではなく、長年に渡る懸案事項です。
浦安市では約三年前、東野の複合福祉施設に十八床のグループホーム(以下GH)が整備されました。このGHは重度障害、強度行動障害のある方も入居できるGHとしてつくられましたが、こちらは『滞在型』ではなく、三年を目途とした『通過型』としています。しかしながら、重度の障害者のための地域での受け皿が充分に整備されていない状況での『通過型』や、地域社会で必要な支援が得られない、必要な住まいが確保できていない現状の中で国や県が『脱施設』を謳うのは、若干無責任なのではないか…と思います。
そして浦安市ではこの度、区分4以上の重度障害者のみのGH整備と、浦安市外へのGH整備も対象とする補助金制度を新たにつくりました。
これにより、資金面では重度障害者向けのGHを整備しやすくなるかとは思いますが、今まで整備が進まなかった背景には、障害の特性に合った支援を提供できる事業者がいないことが要因のひとつだと考えますので、同時に人材の確保や新たな事業者の誘致にも力を入れなくてはならないと思っています。
どんなに重い障害があっても、生まれ育った浦安市に住み続けられる選択肢を増やすために。すべての人が、生まれてから死んでいくまでの人生を浦安市で完結させることができるように。
「重度障害者の親亡き後」課題解決のために、関係機関と連携をしてこれからも全力で取り組んでまいります。
プロフィール
高洲1丁目在住。
浦安市議会議員三期目・浦安市少年野球連盟会長・浦安市ソフトボール協会相談役。明治大学公共政策大学院修了
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