浦安市青少年善行表彰式は2月20日午後4時から、文化会館小ホールで行われ、個人の部で4人、団体の部で4団体が表彰された=写真。
表彰された個人、団体と功績は次の通り(敬称略)。
[個人]
▽石井翔大(しょうた)(堀江中2年)=令和4年6月26日午後2時頃、しおかぜ緑道で遊んでいた小学2年生の男児が体調を崩しているのを目撃して救助した。具体的には、近くで遊んでいた男児が嘔吐していたことから、熱中症ではないかと考え、日陰に連れていき、自分の小遣いで水を買って飲ませ、回復するまで付き添って看護した。
▽佐藤希洸(みひろ)(東京学館浦安高3年)=令和4年10月24日午前8時ごろ交通事故に遭遇し、事故にあった人を手助けするとともに、通行する車両の誘導をし、渋滞の発生を防いだ。
▽佐藤麗羅(れいら)(入船小1年)=伸ばした髪を寄付することで、誰かの気持ちが救われ、笑顔につながってほしいと、祖母、母、自分と親子三代でヘアドネーションを実施し、それを自由研究にまとめ、取り組みを学校内に周知した。
▽諏訪喜春(よしはる)(堀江中3年)=社会科の授業でSDGsに触れたことをきっかけに、令和4年10月から、短くなったチョークを再利用し、環境美化に尽くした。再生したチョークは普通のチョークよりも太くて使いやすく、強度も遜色ないと好評。これまでに友人と協力し100本以上再生している。
[団体]
▽富岡小・トリプリ(代表:出雲路啓(ひらき))=富岡1丁目~4丁目を中心に、ごみ拾い活動を行っている。学校だけではなく、市役所ごみゼロ課やクリーンセンターに相談し、自分たちでできる方法を模索しながら、活動を続けている。また、拾った空き缶について、製造元に製造年月日の確認をして、あきかんが捨てられた時期を特定するという調査もしている。このため、地域住民からは「ありがとう」「ご苦労さま」などの声も掛けられ、住民たちとの繋がりも深まっている。
▽県立浦安高校・野球部(代表:大塚威輝)=令和4年10月28日午後5時頃、海楽中央自治会倉庫での出火を発見し、自主的に消火活動に参加した。具体的には、同校グラウンドで部活動中に、海楽中央自治会倉庫横の資材置き場で出火しているところを発見し、自主的にバケツリレーを開始した。その後、地域住民も参加し、30分ほど消火活動を行った。最終的には、消防車が来て鎮火したが、初期消火が早かったため、大きな火事にはならずに済んだ。
▽うらやすSDGsベース(代表:了徳寺大学長谷川龍成)=令和4年6月から、ジョギングしながらペットボトルごみなど、再生可能なものを収集して、リサイクルに回す「ペットボトルコレクトランニング」などの活動を週1回程度、定期的に行っている。
▽学生による防犯・イルミネーション活動チーム(代表:慶應義塾大3年生 古室早理)=令和3年12月から約4カ月にわたり、コロナ禍での防犯活動として、自治会の敷地及び周辺のライトアップを実施した。さらに、防犯活動として地域パトロールも実施した。地域住民からは「今後も続けてほしい」という声も挙がっており、近隣地域でも同様の取り組みが広まっている。